上手な内科受診…「痛みの伝え方」
体調不良が発生だ
体の不調というものは、自分自身の体への違和感となってまず現れます。しかし、自分の体のどこがどうおかしいのかを伝えようとすると、なかなか難しいものです。
「なんだか調子が悪いなあ・・・」と感じて病院へ行くのですが、お医者さんの前に座ってはじめて、どう伝えようかと困ってしまった経験がある方は多くいるのではないでしょうか。迅速で適切な診断をしてもらうためにも、上手な痛みの伝え方を覚えておくべきかもしれません。
「お腹が痛い」の伝え方
一口にお腹と言っても、私たち人間の体の中には胸部(心臓・肺・食堂)と腹部(肝臓・胃・小腸・大腸・脾臓)があります。まずは痛い場所が何処か(何か)を確認しましょう。触らなくてもすでに痛みがある場合は、触診をしてもらってその部位と痛みの程度を確認します。
痛みの表現
①特定の場所に痛みがあり、刺すような急激な痛みの場合は「ビリビリした」「うずくような」と伝えます。
②痛む部分が明確で、急激なものでも慢性的なものでもなく、神経に響くような痛みは「脈動痛」といいます。「ずきずきする」「がんがんする」「ブルブル震えるような」などと伝えます。
③痛みの部分がはっきりせず、圧迫感や不快感があるものは「キリキリとする」「ぎゅーっと締め付けるような」「シクシクする」などと伝えます。
④鈍い痛みが限定しづらい場所におこり、徐々に痛みが広がるものの場合、「しつこい」「じわじわとした」などと伝えます。
いつから痛いのか
今感じているその痛みは、そもそもいつから感じていたのか。この情報はお医者さんにとってとても大切です。はっきりしない場合も多いですが、せめてお医者さんの前にすわるまでには思い出しておきましょう。
どのくらいの頻度で起こるか
これも、お医者さんが知りたい情報です。一日に数回痛むという場合、その時間帯や、「起床時」「空腹時」などの状況も合わせて伝えます。また、「低気圧だと痛みが強まる」など、外的状況や行動パターンとの関連も考えておきましょう。
宇治の藤井おうばく駅前内科クリニックには名医がいます
痛みの変化
例えば虫垂炎等の場合、最初はみぞおちあたりが痛み、徐々に右下腹部に痛みが限定されていき吐き気が起こる場合があります。時間とともに病状の進行があるものの特徴によって病名が発覚することもあります。分かる範囲でお医者さんに伝えましょう。
最後に
現代は医療情報を自分で調べることができますが、自分の思い込みで不適切な情報をお医者さんに伝えるのは危険です。適切な処置をしてもらうためにも、あまり余計なことは伝えないほうが良いです。