整骨院で働くのはどういう人がむいてる?
体育会系である
整骨院で働くためには体力が必要です。
院によって多少は前後しますが、受付時間は大体9:00〜20:00となっています。混雑具合によっては治療が終わるのは21時近くになり、そこから清掃や、カルテの記入、技術確認などすると、終わるのは22時近くになります。
12:30〜15:00くらいにお昼休憩として受付を行っていない時間帯もありますが、午前中の混雑具合ではお昼休憩が減ってしまうことも多々あります。
長い拘束時間に加え、施術も全身を使ったものが多く、施術者自身もかなり体力を消耗します。今では女性の柔道整復師も増えてはいますが、まだ男性の縦社会の部分も多く残っていますので、運動部に所属していたなどの体育会系の人がむいていると言えます。
人と話すのが好き
整骨院の先生は「黙々と施術さえしていれば良い」というイメージがあるかもしれません。しかし、患者さんは身体の痛みはもちろん、不安も抱えて来院されていますので、しっかりとコミニュケーションをとって信頼関係をきずく必要があります。
もちろん口下手であっても、問診の練習をしっかりすれば、症状の評価はできるようになります。ただ、それ以外でも患者の心を解きほぐすような会話ができないと、患者の症状を正確に把握できない場合も多々あります。症状を隠したり、本当のことを言ってくれないことがあるんですね。
多くは語らない職人としても生きていける世界ではありますが、根本的に「人が好き」というのも大切な要素になってきます。
手先が器用
柔道整復師の業務として、折れた骨や脱臼した関節を元の位置に戻す「整復」、包帯やテーピングを使った「固定」、怪我の治癒を促進するための手技療法などがあります。
もちろん、練習を重ねれば誰でもできるようにはなりますが、やはり手先が器用な人の方が上達するスピードが早くなおかつ精度が高いものとなりやすいです。
整復や手技療法には自分の体重をうまく利用するものが多いです。よって、手先の器用さに加えて、自分の体をうまくコントロールできる運動神経が良い人もむいているといえます。
勉強が好き
専門学校や大学で柔道整復師としての知識を習得しますが、現場では教科書では学べないことばかりです。また、一度習得したら終わりではなく、医療は日々進歩していますので、知識、技術をアップデートし続ける必要があります。
「患者さんをよくしたい!」という強い思いを持って、勉強し続けられる人がむいているといえます。