正しい寝方とは

「バンザイ寝」をする人が増えています

バンザイ寝とは、その名前のとおり両腕をバンザイをするときのように上に挙げた状態で寝ることを指します。現在、中高年世代を中心にバンザイ寝をする人が増えており、健康への悪影響が懸念されています。バンザイ寝は寝ているあいだ中両腕を伸ばしているため器官が狭まりやすくいびきを誘発するほか、両腕を上げ続けることで肩や腕が冷えてしまい、関節の痛みや筋肉痛を発症するケースもあります。
バンザイ寝は背中が丸まった猫背の人や腰痛持ちの人の多いとされる症状であり、バンザイをして両腕を伸ばすことで無意識に猫背や腰痛を解消しようとすることがバンザイ寝になる原因とも言われています。バンザイ寝は関節や筋肉の痛みをひきおこすだけではなく、呼吸がさまたげられるため睡眠の質が落ちてしまい、結果として睡眠不足による体調不良をおこしやすいのが特徴です。

どのような寝方が正しいのか?

理想的な寝方は一般的には「仰向け」なおかつ「自然なアーチを背中と腰骨が描くこと」とされています。仰向けでももちろんバンザイ寝はいけません。仰向けでなおかつリラックスした状態、そして、背骨と腰骨が伸びすぎず丸まりすぎずに自然なアーチを描く状態がもっとも自然な寝姿勢とされています。この仰向け状態での自然な寝姿勢は理想的とされる姿勢ですが、その人の症状や身体の状態によって理想の寝姿勢は異なります。
たとえば妊婦さんや食べすぎでお腹が苦しい人の場合、「シムズ姿勢」と呼ばれる寝方が腹部にかかる圧迫感が弱く、楽になる寝姿勢とされています。シムズ姿勢のやり方はうつぶせに寝たあと、右か左どちらかにある腕と足両方を曲げて外側にだすだけでOK。このシムズ姿勢はお腹にかかる圧力を軽減できるため、妊娠中のお母さんや食べすぎでお腹が苦しくなっている人におすすめです。

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背骨や腰骨の自然なアーチを作る方法

仰向けに寝て背骨や腰骨に自然な形のアーチを作るのが理想の寝姿勢とされています。しかし、人によっては仰向けに寝たときにどうしても背骨や腰骨が不自然に丸まってしまったり、もしくは背骨や腰骨がまっすぐになってしまう場合も少なくありません。そのような場合には、タオルや薄めのクッションを腰の下に置き、自然なアーチを作ると腰や背中にかかる負担を軽減できます。
また、横向きの寝姿勢については心臓を上にした状態で寝ることにより、心臓にかかる圧を下げながら楽な姿勢で寝ることができます。このとき、ひざから太ももが沈んでしまい自然なアーチを描けない場合には、折りたたんだタオルや薄手のクッションを股に挟むと横寝姿勢の際に腰骨の自然なアーチを作ることができます。

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