産婦人科医になるためには時間がかかる
高校中退していても産婦人科医になれるか
高校中退をしていても産婦人科医になれるかどうか、と考えている人は少なくありません。
結論から言うと、なれる制度は存在しています。
第一に高校卒業資格を取得することで、他の高校に入りなおすか、あるいは高卒認定資格試験を取得することが第一となるでしょう。
他の高校に入る場合、全日制・定時制と存在しています。
インターネットを使ってスクーリングを行わずに学校を卒業できるところも少なくありませんので、ライフスタイルにあった学校を選択することが必要です。
高卒認定を取得する場合、国家資格を受験する必要があります。
年2回実施されるため、学習状況を見て受験し、合格したほうがいいでしょう。
なお、学習する方法として独学だけではなく専門の予備校に通う方法もあるため、実行しやすい方法を選択してください。
高卒認定合格、あるいは高校卒業資格見込みがある場合には、大学受験をすることができます。
ここで大学受験をする場合、医学部を受験することが必要です。
医学部を受験する場合、学費を含めて費用がかかるため、家族と相談して受験することが望ましいでしょう。
国公立・私立と存在しているため、受験しやすいほうを選んでください。
受験に合格し、医学部に入れれば産婦人科医への道が開けるでしょう。
医学部にかかる費用はどれくらいか
産婦人科医になるには、医学部を卒業し、国家資格に合格しなければなりません。
医学部は比較的費用がかかる学部といわれているため、事前に確認をして用意しておくことも必要です。
一般的に医学部6年間でかかる費用としては、国公立で400万円弱、私立で5千万円弱となっています。
私立の場合、学校によって幅が広く、安いところでは2千万円弱となっているため、費用を確認して受験をすることが望ましいです。
なお、一部の私立大学の場合、国家試験合格後、指定病院で9年間働くと、入学金・授業料一切を免除や割引している制度を採用しているため、情報を確認して通うことが望ましいといわれています。
それ以外にも教科書代や実習で必要なものをそろえる必要があるため、費用を確認しましょう。
また、授業料だけではなく、生活費に対しても用意する必要が少なくありません。
一人暮らしをする場合には生活費が膨大にかかること、アルバイトができる場合であれば問題ありませんが、アルバイトできない場合には親の援助が必要です。
産婦人科医になりたいなら
医学部卒業後、研修医として働くことが必要となります。
研修先を産婦人科にすることで、産婦人科としてのノウハウを学ぶことが可能です。
ただし、卒業後臨床研修を受ける場合、研修期間である2年間のうち1年目はローテーションで色々な診療科目を回り、2年目に産婦人科を選ぶことができますので、注意してください。
なお、産科婦人科専門医となるためには、日本産科婦人科学会の指定する病院で5年以上産科婦人科の臨床研修を受け、その後専門医認定試験に合格しなければなりません。